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書籍紹介
論集
実像への挑戦
英米文学研究
著者 | 欧米言語文化学会 編 |
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英米の作家の《円熟》をテーマに論じた15編の論考を収める。
判型・頁数 | A5判・260頁 |
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定価 | 本体2,500円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0246-6 |
出版年月 | 2009年6月 |
目次
巻頭言-出口保夫・井内雄四郎
1 王党派詩人としての役割―ロバート・ヘリックのアングリカニズム 古河美喜子
2 E. A. ポーの「アモンティラードの酒樽」を恐怖小説として読む 堀切大史
3 トンモとは何者か―『タイピー』における自己の再構築 高橋愛
4 ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』における〈フェア・マン〉と身体表象 内堀奈保子
5 『ブライズデイル・ロマンス』における生と死―ホーソーンのロマンスの核心に迫る 西山里枝
6 『二都物語』―歴史的テーマと個人の生と死 吉田一穂
7 『我らが共通の友』における相互関係の再生 水野隆之
8 ジョン・アッシュワースによる民衆教育の試み―日曜学校についてのケース・スタディ 閑田朋子
9 接合/分節と蒐集の力学―ヘンリー・ジェイムズの『黄金の盃』論 中村善雄
10 ハーンの「雪女」ができるまで―夢の中の母 横山孝一
11 ジョイスの「円熟」―青春と老い 松山博樹
12 ジェイムズ・ジョイスと絵画―モダニズムの認識論的考察 木ノ内敏久
13 孤独と無常の悲しみ―マンスフィールドの「カナリア」について 奥井裕
14 森のロレンス―『チャタレー夫人の恋人』の性とエコロジー 植月惠一郎
15 『1984年』―ウィンストンの敗北の意義 近藤直樹